Together Again

世界を移した犬たちは,いつか主人たちが川を渡るとき

橋の所で待っていて,

そして一緒に橋を渡って行くんだそうです.

真鍋タミ−
我が家でパピー時代を過ごし盲導犬となり,仕事を終えてからは
北海道盲導犬協会の老犬ホームで余生を過ごした.

ユーザーであった真鍋さんによれば今迄で一番の
甘えん坊であり,離れがたい分身だったそうだ.

ちなみに我が家でのあだ名は“復讐のタミ−”
嫌なことをされると必ず何かで復讐する奴であった.(^_^メ)

栗原ケント
外遊びが何より好きだったケントが,次第に散歩を
お断りするようになって始めて,親たちはやがて来る
時が近づいていることを知ったのだろうか.

送られて来るフォトカードからも,外で遊んでいるケントの姿が減っていった.

小倉 ルナ
折り紙付きの名血に恥じないミニチュア シュナウザーであった.
今までにこれほど気持ちの通じ合う相手はいなかったと言う.

その別れは突然のことで,主がわずか1週間ほどの
海外出張から帰ったときには既に出迎える姿は無かった.

佐々木マル
犬舎からの脱走が得意で,まさに“動物のお医者さん”(by 佐々木 倫子)
に登場するハスキーたちを地で行っていた.
(作者とは偶然同姓ですが,こちらの主は人間のお医者さん)

自由散歩(--;)の途中で乗用車と接触し,バンパーに損害を与える
(本犬は無傷)ほど頑丈な奴であったが,7歳で世界を移した.